ここでは、弊社の取り組んだ装置・製品にまつわる裏話をご覧下さい。
エマルジョン燃料生成装置
今年の5月頃でしょうか、、、弊社「HPを見て」お問い合わせがありました
お相手はコム・マックス(株)様と言う方でした
弊社HPコンテンツ『会社案内』の「年商 1億円(希望)」という文言に惹かれたそうです
従来はギヤポンプによるエマルジョン燃料装置を販売していたそうで、
新たに『添加剤』によるエマルジョン燃料装置を企画し、その装置開発・製造依頼でした
有る程度構想したフローシートと『添加剤』メーカーの資料を渡され
ほとんどが予測積算の予測見積でした
モチロンその『添加剤』は見た事もなく、真価も解りません
数日後、とにかく簡易型のデモ機を作りたいと言う要望を戴きましたが
そのデモ機も販売したいとの事で、より実機に近い見積を要求されました
とはいっても、そのミキシング方式も工法も決まっていません
契約も進み、晴れて基本設計から行える資金は戴いたのですが、全くの冒険試作なわけで
ここからが地獄の日々が続くとは思いも寄りませんでした(少し過剰表現ですが。。。)
先ずは撹拌機の選定で悩みました
最適回転数が全く解らないので、変速式が良いだろうと思い調べるにもベストな機種が無い。
まして、費用も限界が有るので出来れば、試験攪拌機も実機にしたいところだったのですが
納期は1ヶ月、悠長な事は言ってられません
先ずは自己負担もやむなしで、エアー駆動の小型撹拌機を購入
コレならばバルブ調整のみで回転数が任意に設定でき試験時に油・水がかかっても安心
羽根は2種類設定し製作、同時に機械の完成構想と液体フローシートと制御フローチャートも企画設計にかかる
撹拌機の準備が整い添加剤も頂き、試験生成してみるが、乳化するものの数分で分離が始まる
撹拌時間と撹拌回転数と添加分量を変えてもダメ、
直ぐに違う形状の羽根も製作しタンク内の形状も変えてもダメ
こうなっては基本構想形状もフローも制御方法も全ての企画がオジャン、ましてや完成形の先も見えない
改めて添加剤メーカーに問い合わせて頂くが、回答は変わらず「簡単な撹拌で分量・時間もレシピ通り」
切羽詰まったとき人間というのは「何かのお告げ」が降りてくる様で、有る方法で簡単に前に進む事が出来ました
この先は企業秘密と言う事でお願いします。
しかし、まだまだ山場は待っていて、
少量のミキシングテストでは良かったモノの実量テストに成るとその壁が。。。
デモ実機での生成にもこれまた大変な壁が待ってました。添加剤を単に投入しただけでは全く生成しませんでした
ココでは私の引出の一つ『エジェクター』を導入することにより完成に漕ぎ着けました
Coming Soon
次の秘話をお待ち下さい
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